スキーの始まった国は? [雑学ネタ#21]

スキーという言葉は、元来スカンジナビア語で「板」を意味する。この語源から見ても、スキーがスカンジナビアで始まったという説が有力だ。


スキーがスポーツになったのは13世紀頃らしく、とくにノルウェーでは「スキーが国技である」と言われるほど普及していたようだ。その後、乗馬の流行で一時的に人気は後退したが、17世紀に入ると再び盛んになった。

1888年、ノルウェーの探検家ナンセンがスキーでグリーンランドを横断したことで世界の強い関心が集まり、スキーは北欧だけでなく中欧にも広まった。とくにオーストリアではアルプス地方に適したスキー技術が開発され、アルペン競技と呼ばれるようになった。

1924年の第1回オリンピック冬期大会では北欧伝来の「ノルディック」種目だけが行われたが、第4回冬期大会からは中欧で発展した「アルペン」種目も加えられるようになり、そのまま現在に至っている。