鳥の好きな花の色は赤と黄 [雑談ネタ#39]

ミツバチのおかげで植物の多くは受粉して繁殖していくが、熱帯地方や南半球の多くでは、鳥のほうが植物や種の保存に大きな役割を果たしているらしい。
なかでもハチドリ、ミツスイドリ、ヒインコなどはまるでチョウのように、一日の大半を花から花へと花粉を運ぶことに費やしている。


ただし鳥はハチと異なり、香りで花に近づくということはない。
鳥は昆虫よりも色に対して敏感で、とくに赤い色を見つける力が優れているようだ。その証拠に、鳥によって受粉される花の色は、鮮やかな赤や黄ばかり。
とくに、バナナ、パイナップル、ラン、ハイビスカス、フクシア、オダマキ、トケイソウなどには鳥が集まってくることが多い。

ミツバチは鳥とは逆に赤い色を見分ける能力がないので、甘い香りのする花に引き寄せられ、色も青や黄がほとんどである。