身体に入った薬はどこへ? [雑談ネタ#43]

病院へ行くと、たくさんの薬を患者さんに渡すシーンを目にする。病院通いを日課としているお年寄りの中には、飲まない薬を段ボール箱などに入れて放置している人もいるようだ。


身体に入った薬は、血液やリンパの流れにより、全身に運ばれる。
薬は吸収された後、さまざまな変化をしながら排せつされるが、たいていの場合は腎臓を通って尿として出ていく。

胆のうから胆汁とともに小腸の方に出ていく薬もあり、腸管のほうに出ると鉄剤の色のように便が黒くなることもあるらしい。
水銀剤は唾液とともに出てきて、口内炎を引き起こすこともあるとのこと。
また、ヨードなどは皮膚から、ガスなどは肺から排出される。
モルヒネ、水銀などは乳腺からも排せつされるので、授乳期には注意して投与するべきだろう。