ホワイトチョコが白い理由 [雑談ネタ#45]

チョコレートの原料は、カカオマス、ココアバター、乳製品、砂糖など。カカオマスというのはカカオ豆をあぶって皮と胚芽を除いたものをすりつぶしてペースト状にしたもので、ココアバターとはカカオ豆に含まれている胚芽のこと。

いわゆるチョコレート色は、苦みの強いカカオマスを使っているから出る。
ホワイトチョコレートでは、このカカオマスをそのまま使わず、カカオマスの中に約半分含まれている乳白色をしたココアバターだけを採り出して使用しているので色が白い。しかも苦みの元であるカカオマスが入っていないのでミルクの味が生かされている。


実はチョコレートには「チョコレート類の表示に関する公正競争規約」というきまりがあって、カカオ分の含有量によってチョコレートを分類している。カカオ分とはカカオマスとココアバターの合計なので、ホワイトチョコレートにカカオマスが含まれていなくても規格には合う。