男と女はどっちが強いのか [雑談ネタ#55]

「強い」の基準を何におくかで話は違ってくるが、単純に身体が大きいとか筋力が強いという意味であれば、むろん男が勝るだろう。
女は、あまり力が強くなってしまうと、子供を産むとき死産や奇形児を産む確率が高くなってくるし、子供をおなかに容れておくうえでは筋肉が少なく柔らかいほうが適している・・・とまあ、こう説明されている。

一方、病気にかかりにくいとか、長生きという点では、女が勝るといえそう。
子供が病気にかかった場合、男の子のほうが女の子より高熱を発しやすいし、流産・死産も男の子のほうが多く、幼児死亡率も男の子のほうが高いらしい。
平均寿命も、どこの国のデータを見ても、女のほうが長い。


こうした理由として広く支持されている考え方に<染色体説>がある。
男女の性別を決定する性染色体のうち、男はXとY、女はX染色体を2つ持っている。このうちY染色体はX染色体のいわば出来損ないであり、その分だけ男のほうが弱いという考え方だ。
かなり説得力があるけれども、近年、女の2つのX染色体のうちの1つは不活発にしか活動していないという研究結果が発表された。となると、女の染色体優位説も怪しくなるのだが…。