ナマケモノは怠け者なのか [雑談ネタ#69]

ナマケモノは、ほとんどの時間を逆さまに木にぶらさがったままで過ごすため、本当に怠け者だと思われているようだ。
一般にナマケモノは、ほかの動物のように自分の四本足で身体を支えて歩くということができない。腹ばいで這うのがやっとで、移動速度はカメにも劣るほど。

ナマケモノの生息する南アフリカの森林地帯に洪水が発生すると、彼らのぶら下がっていた木が水中に孤立したり流されたりすることがある。
そうなったら、さすがに木を離れ、泳いで避難をするらしい。


つまり、ふだんは移動する必要性がないから、ああして木にぶら下がっているわけで、 いざとなればそれなりの活動はするのだ。
考えようによっては、ムダな動きを全くしない省エネルギーの見本のような動物といえるかもしれない…。