古書と古本に違いはあるか [雑談ネタ#73]

古本屋と一口にいっても3つぐらいに分けられる。
「古本」だけを扱っている店、「古書」だけを扱っている店、それに、古本と古書の両方を扱っている店だ。


「古本」は業界用語で“白っぽい本”と呼ばれ、新刊市場にまだ置いてある本。一般書店でも買える比較的新しいセコハン本のことである。
これに対して「古書」は“黒っぽい本”と呼ばれ、すでに絶版になっており、書店や出版社に注文しても手に入らない本である。新品の時の定価よりもはるかに高い値がついていることもある。
さらに、江戸時代やそれ以前の古い和本の類いは「古典籍」などと専門家の間で呼ばれている。

通販サイトも含めて最近の古本屋さんは、古本も古書も一緒に扱っているところのほうが多いようだ。古本屋さんを上手に利用すると、思いがけないものを発見したり、本を読む楽しむがもっと増えるかもしれない。