正しい落雷の避け方は? [雑談ネタ#77]

外に出ていて雷が近づいてきたら、身に付けている金属類はすべて捨てろ、と教えられたことのある人は多いかもしれない。

しかし最近の研究によると…
(1) 雷を誘因するのは人のもつ金属片ではなく、人体そのものである。
(2) 金属、絶縁物に関わらず、物体を頭より高く突き出すと、それだけ落雷を誘因する効果が増す。したがって、木の下に雨宿りすることは、木の高さだけ高く傘を突き出しているのと同じ効果になる。
(3) 金属を捨てたり、ゴム長靴をはいたり、ビニール製の雨具を装着することは、落雷を防ぐのには全く役に立たない。


落雷というのは、電気の絶縁体である大気を5〜6キロにわたって破壊する大規模な放電現象なのだから、人間が身に付けているわずかな金属片の有無などは問題にならないわけだ。

したがって落雷を避ける最も良い方法は、とにもかくにも「姿勢を低くすること」「避雷針の付いていない高いものからは2メートル以上離れること」に尽きる。