妊婦さんはペットにご用心 [雑談ネタ#78]

近頃はペットとして犬や猫はもちろん小鳥やハムスター変わったところではヘビだのワニだのを飼う人も珍しくない。
ところで、これらの可愛いペットたちがじつは病原体の宝庫でもあることを知っている人は意外と少ないようだ。

ペットショップで買ったから大丈夫とか、予防注射をすれば問題ないとかいう程度の認識ではまずい…犬や猫だけで40種類、牛や馬なども含めると200種類もの病気の存在が知られているからだ。


まず、レプトスピラ症。細菌性の病気で、人間がかかると発熱・頭痛・出血性黄だんなどがでる。東京都内で捕獲された野良犬の約20%がこの病原菌をもっていたそうだ。
これ以外に多くみられるのが皮膚系状菌症。一種のカビのためタムシのように赤くふくれてかゆくなる。
さらに、トキソプラズマ病は同名の原虫が原因で流産、奇形をひき起こすので有名だ。オウム病では死ぬこともあるし、ハトのふんに多いカビが原因のクリプトコックス症は人間の脳や肺を侵す。

細菌とか原虫はペットの大小便・だ液などに出てきて、放っておくとハエを媒介として伝染したり空気感染したりする。
いくら可愛くて仕方のないペットでも、抱きしめたりキスしたりするのは良くない。食卓や食器を一緒にするのはもってのほか。
とくに妊娠中は必要以上にペットに接触しないことが肝心。