この土地は、冬は非常に寒くて屋外でのスポーツができないため、体育館のなかでプレー可能な競技を模索していた。
最初はラグビーやサッカーをそのまま体育館のなかで行おうと考えたらしいが、「もっとスピード感があって、ゴールを地上ではなく空中に設け、タックルやボールを蹴ることを禁止」など、既存の競技とはまったく逆のルールが決められた。
バスケットボールは、その名が示す通り、当初はこの土地の名産品である桃を入れておく籠がゴールとして使われていたらしい。
ところが、籠からいちいちボールを取り出していると、ゲームのスピード感がなくなってしまう…ということで、籠の下半分を切り取って競技を行うようになった。