なぜ郵便ポストは赤い? [雑談ネタ#113]

郵便制度が始まった頃は、「目安箱」にヒントを得た簡単な木製の「書状集め箱」が使われたそうだ。それが明治5年には鉄製の細長い角形の柱に口がついたポストに変わっている。これはイギリスの当時の郵便ポストをまねたもので、色は黒だった。

黒くて細長い郵便ポストはしばらく続くが、まだまだ街中の照明設備などの整備されていない時代のこと、夕方になると暗くてどこにあるのか所在がわからなくなって、苦情が続出したらしい。


そこで考え出されたのが、夜間でも目立つ赤いポスト。明治22年の登場以来、現在まで定着している。ちなみに黒いポストの時代、せまい差し入れ口から小便をする者もいたという。郵"便"箱とあるので、便所と間違えられたということらしい。