伊豆半島は南の島だった [雑談ネタ#117]

伊豆半島は今でこそ本州の大きな半島のひとつだが、2,000万年前ぐらいにはフィリピン海に浮かぶ南洋の孤島だったという。また、秋芳洞で名高い秋吉台も、やはり南海の大きなサンゴ礁の島だったらしい。


上記は最近の地質学の新学説になっているプレート・テクトニクス理論による結論。プレートテクトニクスでは、地球表層は厚さ約100キロのプレート(板状岩石圏)十数枚で覆われている、と説明する。

日本列島はユーラシア・プレートの東の端に乗っており、 太平洋プレートとフィリピン海プレートがぶつかっている位置にあって、まるでベルトコンベアーのように1年に10センチ移動している。

地層を詳しく調べてみると、伊豆半島も秋吉台もかつては南の島だったものが、このベルトに乗って移動し、ついに日本に激突して、くっついてしまったことがわかる。ハワイ諸島も少しずつ日本に接近していて、遠い将来は秋吉台のようになるかもしれない。