断食・減食療法は慎重に [雑談ネタ#120]

まず、人間は断食にどれぐらい耐えられるのだろうか?
記録によると、イタリア人で63日間、アイルランド人で70数日間というのがある。おそらく日数的には50〜60日間が限度だろう。
また、体重的には、はじめの体重の40パーセント以上を失うと高確率で死に至るというデータがある。


断食に入ると、その日から自分で自分の身体を食べ始める。最初に何を食べるかというと肝臓にあるグリコーゲンだ。エネルギーは主として脂肪から摂られるので、太った人ほど断食には耐えられるといわれる。
断食を1週間も続けると飢えの感覚はなくなって一種の興奮状態となり、うっとりしてくるという。

減食では、毎日わずかながらも食べているので、体重の減りは断食と比べて遅い。
しかし長期にわたった場合、体重が半分ぐらいに減った例もあるそうだ。
また、減食の場合はむくみがくるので、身体の組織に水がたまり、見かけは余り変わらないのに死亡したりするという。
減食では、日数の経過とともに飢えの感覚はひどくなり、四六時中ラーメンやカツ丼などを妄想して、居ても立ってもいられなくなる。

断食・減食ともに危険をともなうことは確か。素人療法は禁物である。