混浴が普通だった江戸期 [雑談ネタ#134]

かつて江戸では風呂屋のことを湯屋といい、男湯・女湯に分かれていなかった。
当時の勤めは、ほぼ一日いっぱい丸々で、現代のように個人の自由になる時間はなかったから、仕事を終えるともう夜中。


灯明だけの暗い湯屋で、女中さんや大工のお兄さんは汗を流し、疲れをとっていたのだ。そこで、その暗さに乗じて若い男がそんな女中さんを犯してしまうこともしょっちゅうだった…。もっとも当の女中さんたちもそれで楽しんでいたというから、おおらかというか、随分といい加減な性道徳だったことが想像できる。

明治の初めまで、こうした湯屋が残っていたようだが、明治10年頃には公衆衛生、社会風俗の教育が行きわたり、混浴の公衆浴場はなくなっていった。