雑談力はレスポンス力

いざとなったらオウム返し

雑談のなかで、思ってもみなかった話題をふられて返事に困るようなことがある。
たとえば天気予報をチェックしていなかった時に「台風が来るらしいですね」と話しかけられたら、「台風が来るんですか、いつ頃でしょう?」とオウム返しの質問で答えるのが無難。

わかったふりはしない

相手の話していることが理解できないとき、適当な返事をするのはやめよう。理解していないと話の流れに乗っていけそうにない場合は「勉強不足でして、それはどういう意味でしょうか?」などと質問して教えてもらうほうが、きちんとした印象を与える。

テンポのよい受け答えを

雑談では、ダラダラ、モタモタした受け答えは避けたい。そのためには一つ一つのセンテンスを短くすることだ。
(会話例)
相手「いままでに不思議な体験したことはありますか」
あなた「小学3年生のとき、母親が台所で夕食の準備をしているのを横で見ていたら、玄関のほうで声がしたので行ってみたら、なぜか誰もいなかったんです」…
あなた「子供の頃、玄関で声がしたんですが、なぜか誰もいなかったんです」…


沈黙の間は恐れなくてよい

沈黙の間というのは、相手がこちらの言ったことを咀嚼したり、次に話す内容を考えている時間だったりする場合も多い。終始“聞く”姿勢を崩さないことだ。
沈黙の間を恐れて、余計なことを口走ったりしないように。雑談の失敗は<話題がないこと>よりも<余計なひと言>から生じる場合が多い。

二度目に会うときに好印象を決定づける

たとえば初めて会った時に、相手から趣味の釣りの話を聞いたとしよう。
二度目のとき、その話題にふれて「お話を聞いて私も気になりまして、釣りの本を読んでみたんですよ」とか「□□さん、最近、釣りのほうはいかがですか?」などと、相手への関心度をアピールするのもよい。
さらに、相手が知りたがっていた情報を調べて提供したり、美味しいと聞いたものを食べに行ったりすれば、相手から喜ばれるはず。