いざという時の雑談技法

雑談は長引かせすぎないように

本題に入る前に、雑談が予想外の盛り上がりを見せることがある。だが、話がダラダラと続いて落とし所がなくなり、場の空気が悪くなることは避けたい。雑談の本来の役割は、場の雰囲気を和ませることにあるのだから。

いざという時に便利な「そういえば」

雑談を切り上げて、本題へ移りたいときは「そういえば」という言葉が便利。
「お子さんはそろそろ小学生ですか?」「おかげさまで、この春に入学します」「早いものですね、これから楽しみですね。そういえば、先日お話しした教育事業の展開の件ですが・・・」 と本題を意識した雑談をはさんでから本題へ切り替えると良い。


雑談に結論やオチはいらない

雑談のときに「つまり△△△△ということですよね」と、結論めいたことを言ってしまう人がいるが、これをやると「いや、そうではなくて▽▽▽ということなんだ」と否定的なリアクションが出たりして、場の雰囲気が悪くなる危険がある。
雑談の役割を忘れず、「□□さんとお近づきになれた」「うれしかった」というポジティブな印象とともに終えれば成功とみるべきだ。

話題がそれても気にしない

相手から「野球は好きですか?」と訊かれて、「そうですね」とか「あまり興味ないですね」と答えてしまっては話が途切れてしまう。その人は野球の話がしたかったのではなく、こちらとの話のキッカケになればと思って話題にしたのかもしれない。
だから正直に「野球はあまり知らないんです」と答えたうえで「仙台出身なので何となく楽天は応援しています」などと出身地の話題へそらしても全然OK。

知らない話題をふられたら質問で返す

話題がそれてもOKだが、それでも返事に困ったときは 「□□さんは、どこかのチームを応援しているんですか?」などと質問しよう。これなら話が途切れることはない。質問で返す方法は、あまり話したくない話題をふられて困ったときにも有効だ。