魔法びんの名付け親は? [雑談ネタ#60]

びんに栓をするだけの単純な魔法びんが日本に入ってきたのは、明治42年(1909年)のこと。その2年後に国産第一号が大阪で誕生している。
当時の人々は「テルモス(ドイツ語で温度、熱の意味)」とか「二十四時間保冷保温二重びん」などと呼んでいたらしい。
現在では、ガラス製の保温保冷容器を一般に魔法びんと称し、広口のものはジャー、ボタン式はエアポットと呼ぶのが普通。


“魔法びん”はすっかり普通名詞となっているわけだが、もともとは日本電球という会社のれっきとした商標だった。
ただ、この会社がきちんと商標登録していなかったので一般名称になってしまい、そのまま現在に至った。
ちなみに現在のJIS(日本工業規格)のなかでは「まほうびん・水筒」の分類に属している。