魚が氷の中で死なない訳 [雑談ネタ#65]

魚というのは、天然の氷の中に閉じ込められた場合でも、氷が溶けると息を吹き返したように元気になるが、冷凍に近い状態で生きられたのはなぜだろう?
どうやらその秘密は、魚には体温と外部の温度とのバランスをとって調節させるという機能があるためと思われる。


氷の中で魚の身体は固くなっているが、 これは冬眠状態の一種で、身体そのものが凍ってしまったわけではないらしい。ふつうの鯉で実験してみると、体温が零度以下になっても凍りつかないことが判ったからだ。

氷に閉じ込められた魚は動けないけれども、周囲の氷がむしろ非常に効果的な絶縁体となり、身体の組織は結晶体となって細胞や器官が破壊される危険性はほとんどないのだという。