人間の味覚が、甘味・塩味・酸味・うま味を感じるのに対して、イヌにはうま味はゼロ。塩味も感じず、甘味と酸味には敏感だという。味付けよりも匂いのほうが、イヌにとっては大切らしい。
イヌに食べさせると危険なものがあるのをご存知だろうか。
チョコレートなどのカカオ類、タマネギなどのネギ類、ナッツ類、アボガド、タケノコ、エビ、イカなどを食べると、嘔吐や神経障害などの中毒症状が現れる。ガムに含まれるキシリトールもイヌには有害だという。
あと、“猫舌”という言葉があるが、ネコに限らずイヌや他の動物も、加熱したものを食べる習慣がないので、体温以上のものを食べるのが苦手。人間のように反射的に舌の先端をすぼめて熱さを感じにくくすることはできないようだ。